歯の矯正とは
歯並びに問題があると発音障害が生じたりや清掃不良による虫歯や歯周病のリスクが増したりする恐れがあります。外見のコンプレックスが心理面にも悪影響を与えてしまう場合もあります。歯の矯正をすることによりしっかり噛めるようになると消化器官の負担が少なくなり、顎の筋肉のバランスも良くなったりします。
矯正の流れ
全顎の歯列矯正は歯にブラケットという装置を接着し、それに針金を結び付ける方法で行います。途中で3~4段階の針金交換をして仕上げていきます。この際、歯の大きさに比べて顎の大きさが小さい場合は歯を削ったり、歯を抜いたりして歯が並ぶ隙間をつくる必要があります。治療期間はおおよそ2年間で、その後も後戻り防止の保定が必要です。
ブラケットや針金を使わないマウスピースでの矯正も普及してきましたが、大幅に歯を動かすことは難しく小幅の矯正に適した方法です。
歯を並べる隙間が十分な場合や簡単な叢生(歯の重なり)を治す場合、あるいは虫歯治療や歯周病治療の一環として部分矯正をすることもあります。部分矯正は全顎矯正と比べ、費用や期間が短縮できる場合もあります。
永久歯列完成前の7歳頃から矯正は始められます。成長発育の途中であれば歯を抜かずに矯正が出来る可能性があります。矯正を考えられている方はご相談下さい。
骨格的に問題がある場合などは矯正専門医への紹介もしております。