知覚過敏とは

冷たい物や歯ブラシで歯が沁みてしまうことはありませんか?それは虫歯ではなく知覚過敏かもしれません。知覚過敏は歯を支えている歯茎が減ってしまうことで歯の表面の象牙質や根元のセメント質が露出してしまうことが原因で起こります。歯茎は経年変化により10年で1mm程度減りますが、過度の歯ブラシや噛みしめによる根元のチッピングにより大きく根元が露出した場合に知覚過敏が生じやすくなります。その他、酸性食品の取り過ぎやホワイトニングの薬剤で起こることもあります。

知覚過敏の予防と治療

歯ブラシが原因と考えられる場合には力を入れ過ぎずに優しく磨いて頂くこと、研磨剤の少ない歯磨き粉を使用して頂くこと、歯ブラシを軟らかいものに変えて頂くことなどをお話しています。知覚過敏用の歯磨きが有効な場合もあります。それでも症状が治まらない場合にはフッ素や知覚過敏用の薬剤を塗ったり、根元を樹脂でコーティングしたり等、対処を行っております。症状が特に強い場合には被せ物を作ったり、歯の神経を取ったりすることもありますが、当院では積極的に行うことはありません。